teamviewerなどのリモートデスクトップでDAWの音が出せたので
メモ程度に残します。
かなり難解なので初心者はここであきらめてください。
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環境と問題と対処したこと&やりたいこと
環境
PC:自作Win7
Audio I/F:RME-UCX
DAW:Cubase
問題
TeamViewerを使ってリモートしたときに、DAWの音が出ない。
対処
・VB-Audio VoiceMeeterを使ってAsioの音をシステムサウンドへ流す
・バスパワー式のAudioI/Fを常時つなげる
では解説します。
リモートデスクトップでDAWの音が出ない理由
たとえば、リモートデスクトップアプリを使ってitunesなどで音楽を聴いた場合
リモート先でも音は流れます。
しかし、DAWだけ音が流れないのです。なぜか?
それは、DAWがAsioを使用している点にあります。
通常の音楽プレイヤーなどはWDM(windowsを介するルート)を使います。
しかし、DAWはAsio(Windowsを介さないルート)を使うため
リモートデスクトップでは音が送れないのです。
リモート先でDAWの音を流すには、Asioの音をWDMに一旦流す必要があります。
それを可能にするのが、VoiceMeeterです。
VB-Audio VoiceMeeterとは?
VB-Audio VoiceMeeterとは、PC内部で仮想的にオーディオをルーティングするアプリです。
これを使えば、Asioの音をwinのシステムへ流すことができる。
VoiceMeeterのセッティング例
Cubase側で使用するASIOドライバーを”Voice meeter Virtual ASIO”にします。
その状態で再生すると、Voicemeeter内のVirtual Inputに信号が流れます。
次に、”A”を点灯させ、HARDWARE OUTにVIRTUAL INPUTの信号を流します。
あとは、”A”の出力先をWindowsが使用してるサウンドデバイスに送るだけです。
これで普通ならリモート先にも音が流れます。
しかし、私の環境ではうまくいきませんでしたので、違う方法をためします。
環境が特殊だった
長いので先に箇条書きします。
- 音場補正ソフト(Reference4)を使っている
- 外出中はRMEの電源は落ちている
- Generic low latency asioを使っても音が出ない(なぞ)
私の自宅は、Reference 4を使って音場補正を行っています。
その影響なのか、先の設定では音が出ませんでした。それに
Generic low latency asioを使用しても、ホスト側で音が出なかったので
オーディオインターフェイスを使用する方法以外なかったのです。しかし
普段自宅で作業をしている時は、RMEのインターフェイスを使用していますが
外出中はPC以外、音響機器の電源はすべてオフにしています。
この状態で、先の設定をしても音が鳴らなかったので環境を整える必要がありました。
バスパワーのインターフェイスを常時接続しておく
バスパワー式ならPCの電源だけついていれば動作します。
ちょうど、UR242が余っていたのでそれを使用することにしました。
家ではRME、外出中はURを使うということです。
セッティング例
(*1)通常であればVoicemeeterASIOを選ぶのですが、
URを選んでループバックさせた方が安定度が増します。
Voice meeter側で、HARDWARE INPUTにURを選択します。
これで、URからループバックした音がVoicemeeterに流れます。
先ほどと同じように、”A”を点灯させましょう。
次にHARDWARE OUT先にSonarWorks(Reference4)を選択します。
これで設定は完了です。
しっかりとリモート側でもDAWの音がなります。
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おわりに
もし同じ環境の人がいたらと思って書いてみました。
難解ですが、役立てれば幸いです。
Voicemeeterすばらしいソフトです。
タダでも使えるみたいだけど、カンパ式にお金を払う仕組みみたいです。
開発がとまったら困るのでカンパしておきました。
どうもありがとう。