ohmStudioというDAWソフトを知っていますか?
DTMをするためには、ホストアプリケーションであるDAWソフトが必要で、その代表的なものは「Cubase」「Logic」「Protool」といった、歴史のあるソフトが有名です。
しかし、最近は「StudioOne」を筆頭に、様々な新しいDAWソフトが登場しております。
その中でも、マイナー中のマイナーである「OhmStudio」が素晴らしく使いやすかったので、しばらくいじくり倒して、ブログに記事を書いていこうと思います。
今回は、「OhmStudio」の特徴やオススメ点などを挙げていきます。
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なんと言ってもタダ!
最近では「StudioOnePrime」や「ProToolsFirst」など、機能制限版ではありますが、無料で使えるソフトがあります。
今回紹介する「OhmStudio」もタダです。
しかも、先に挙げた無料版2つのソフトより、機能制限が圧倒的にゆるくなっています。
使い勝手の良さから、無料DAWは「StudioOnePrime」が一強状態でしたが、存在がかすんでしまうほどです。
具体的にどこが優れているか、何点か記載して行きます。
サード制のシンセ&エフェクトが使える
知ってる人でしたら、見出しだけ見て「マジカヨ」となります。
とにかく、2017年現在では「StudioOnePrime」が無料DAWの筆頭なのですが、サードパーティ制の音源やエフェクトが使用できません。
簡単に言うと「拡張性がゼロ」なのです。
「もっといいドラムの音を出したい」と思って、ソフトシンセを購入しても「StudioOnePrime」では使えないのです。
OhmStudioには、そのような制限はなく、ガンガン拡張できます。すごいね。
同時録音トラック数無制限
「StudioOnePrime」は、同時に最大で2トラックまで
「ProToolsFirst」は、同時に最大で4トラックまで録音できます。
「OhmStudio」は、制限が特にありません。うちのスタジオの環境では、8トラックまで同時に録音出来ることを確認済みです。
これってすごいことなんですよ。
最近のリハーサルスタジオでは、「R8」などのオーディオインターフェイスとしても使えるMTRを、貸し出している所も多いので、ノートパソコンだけあればドラムを録音出来ちゃいます。
すごい。
シンプルで使いやすい
操作部にカーソルを乗せると、各種説明やショートカットなどの説明が現れます。
英語ですが、大丈夫分かります。
ざっと見て、1画面で必要な情報&機能がほとんど表示されています。
特に、右上赤枠で囲んだ「Export」がウソみたいに便利です。
作った曲を、普通のプレイヤーで聴けるようにするために「2mix」にして書き出す必要があるのですが、制作画面上にこんなに大きく書いてあるのは相当珍しいですよ。
これ、他のDAWも真似してくださいよ。便利すぎ。
デメリット&気になる点&機能制限
褒めちぎっていますが、気になる点はあります。
- 停止時に再生位置に戻れない
- ショートカットの変更ができない
今の所上記の2つです。
結構きついですね。慣れてしまえば、問題ないのですが、うーむ・・・。
それと、無料版なので、少ないながらも機能制限があります。
僕が確認できたものを書きますね。
- 16bitでしか録音できない
- WAVで書き出せない(ogg形式のみ)
- ネット環境がないと使えない
これ、結構きついな・・・。
24bit48khlzが業界標準ですから、それを満たしていませんね。
有料版にすれば、その制限も取り払えます。課金すれば解決できるぜ。
しかも、めっちゃ安い。
課金してもめっちゃ安い
最上位版を購入しても、脅威の87ドルです。1万円切ってます。
制限を取り除くだけなら、34ドルのPro版でOKです。
これは、他のDAWソフトと比較するとタダ同然ですよ!高いんだから、DAWって!
ネットを通じて共同作業が出来る
これが目玉だと思うのですが、友達が少ないので試していません。
詳しくは追々書いて行こうとおもっています。
最上位版にバンドルされる音源&エフェクトは他のDAWで使えない
中々地味に効く嫌がらせですね。
87ドルで最上位版を購入すると、以下のプラグインがバンドルされるようです。
これらのソフトシンセは、OrmStudio内でしか動作しない仕組みになっているようで
他のDAWで使用するためには、別途VST版、AU版を購入する必要があります。
しかもソレが高い!
299ユーロですから、3万6~7千円程度ですね。(2017年1月現在)
あ、結構安いな笑
まぁ、OrmStudioにバンドルされているシンセやエフェクトを一切使用しないって手もあるので、
これはまぁ別にって感じですね。
DAWソフトで浮いたお金で、ドラム音源の「Addictive Drums 2」と、業界標準のエフェクトが入ったWAVESの「Goldバンドル」を買っとけば文句ないっしょ。
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おわりに
とにかく、フリー版でも、サードパーティーのVSTが使えるのが最大の利点です。
最大のデメリットである、「利用者の少なさによる情報不足」ですが、
うちのブログでこれからしっかり書くので、気にせず導入したまえ!
操作性もStudioOneに似ているので、あとで他のDAWに移行してもそれほど戸惑わないと思うよ。
じゃ!