わたしは普段、動画に音をつける仕事をメインにしています。

そんな中、CubaseやNuendoで時々読み込めない動画があったので
どのような形式の動画が読みこめないのか
”Adobe Premiere Pro”を使って
複数のパターンで動画を書き出し検証してみました。

ポイントになったのは”ピクセルアスペクト比”です。

注)検証環境はWindows7です。MacやWin8以降はその限りではありません。
  ちなみに、Macは全部読めました。


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正方形ピクセルしか読み込めない


色々検証した結果、確実に読めたのは
正方形ピクセルの動画だけ
でした。

2019-10-11_17h40_21


premiere上の設定箇所は下記の画像の場所です。
2019-10-11_17h43_11


  • D1/DV NTSC
  • D1/DV NTSC ワイドスクリーン
  • D1/DV PAL
  • D1/DV PAL ワイドスクリーン
  • アナモルフィック 2:1
  • HD アナモルフィック 1080
  • DVCPRO HD

上記の設定で書き出した動画は、下記の画像のようにすべて読み込むことができませんでした。

2019-10-11_17h39_48

2019-10-11_17h40_052019-10-11_17h40_102019-10-11_17h40_122019-10-11_17h40_152019-10-11_17h40_17

2019-10-11_17h40_19


読めるように変換するには


読み込めない動画がある場合、わたしはpremiereにて
正方形ピクセルに再エンコードをします。

また、steinberg公式には”Apple ProRes”が推奨コーデックと記載があるので

2019-10-11_17h56_35

Apple ProResのコーデックで再エンコードできれば
フリーソフトなどでも変換可能かと思われます。

有名かつ、高機能なのは”xmedia recode”でしょうか。
下記の設定で、読み込める形式に変換できました。


2019-10-11_17h58_25


下記の画像のように、読み込み可能になりました。
2019-10-11_18h00_20


しかし、動画によっては映像が乱れたりすることもあったので
失敗する可能性もあるかもしれません。


変換が難しいばあい


正直に動画製作者に「読み込めません」と言いましょう。
最終的な媒体がなんであっても、音声制作の現場は
少しぐらい縦や横に動画が伸びても支障はありませんので
読み込める形式で再書き出ししてもらうのが一番いいです。



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最後に


DAWの映像関連はOS依存です。
おそらくWin10ならはすべて読めるのでは?と考えていますし、
Macならば今回検証した動画はすべて読み込めました
Win7でがんばってる場合じゃないですね。