実は僕、理論が苦手です。音楽理論というのは、コード進行に限ってもさまざまなテクニックがあり、ひとつひとつに名前がついています。一応それなりに勉強したので、そのサウンドや使用方法などはしっかり叩き込んではいるのですが、肝心の「名前」をまったく覚えずに今まで生きてきました。「ドミナントモーション」ですら、すこし怪しいです。せっかくお堅い本を買ったのでこのさい覚えて行きたいと思います。
基本的に「黒鍵」を使わないようにして学ぼうと思います。間違いがあったら指摘して頂けると幸いです。
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セカンダリードミナント
「副属7の和音」、あるいは「借用属7の和音」とも呼ぶらしいです。
僕が理論を覚えることを挫折した理由がわかって頂けると思います。何を言っているのかわかりません。少しずつ覚えていきましょう。
主和音を除く音階上の各3和音をかりに主和音とした場合、それらの和音の属7にあたる和音を副属7の和音という。これらの和音は他の調から属7を借用した形となるので、借用和音ともいっている。そしてこれらは多くの場合、その主和音と仮定した和音へ進行する。その調の本来のⅤ7-Ⅰも含めたこれらの進行をドミナントモーション(Dominant Motion)という。
ドミナントモーションとは
Ⅴ7-Ⅰ あるいは Ⅴ7-Ⅰm のようなコード進行を「ドミナントモーション」と呼びます。つまり、CメジャーKeyなら、G7からCへいくコード進行ですね。
F-Cなどのコード進行は、Ⅴ7-Ⅰの音程間とは違いますので、ドミナントモーションとは呼べません。
これ以外にも、同じ音程間のコード進行ならドミナントモーションと呼ぶそうです。たとえば、A7-DmやC7-Fもドミナントモーションです。
「5→1」は全部ドミナントモーションと覚えてよさそうですね。
セカンダリードミナントを学ぶ
キーCで考えていきましょう。
「主和音を除く音階上の3和音を主和音とした、それらの属7にあたる和音」
とあります。一個ずつ片付けましょう。
主和音を除く音階上の3和音を列挙していきます。
キーがCなら「Dm Em F G Am Bm7b5」ですね。しかし、減3和音は、長/短ともに主和音とはならないようなので「Bm7b5」は不要です。
つまり主和音を除いた音階上の3和音とは「Dm Em F G Am」 の5つです。
「上記の五つの和音を「主和音」とする」とはどういうことでしょうか?
キーCの場合Ⅰは「C」ですが、あえて「DmやEm」をⅠと見立てて見る、と言うことですね。
Dmは本来Ⅱmですが、Ⅰm に見立てよう、Gは本来Ⅴですが、Ⅰと見立てよう、と。
「それらの属7にあたる和音」
属7とはⅠから見たⅤ7のコードのことです。
つまり、DmをⅠmとするならばA7が属7 GをⅠとするならばD7が属7となります。
そして、その属7の和音が副属7の和音、「セカンダリードミナント」と呼ばれるわけですね。
セカンダリードミナントの動き
「多くの場合、その主和音と仮定した和音へ進行する。」
と書いてあります。「5→1」つまり、「ドミナントモーション」ですね!
ざっくりまとめると
CとBm7b5以外のコードをⅠと見立てた場合に、Ⅴ7にあたるコードがセカンダリードミナントである。
Cメジャーで列挙するとこんな感じでしょ。
Ⅰとする和音 | Dm | Em | F | G | Am |
---|---|---|---|---|---|
↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | |
副属7の和音 | A7 | B7 | C7 | D7 | E7 |
アナライズっぽいこと
たとえば、キーがCで「Dm7-G7-CM7-A7-Dm7-G7-CM7 」
という、繰り返しのコード進行があったとします。
「A7」はCのダイアトニックコードではないので、なんじゃコイツと思いますが、これこそがセカンダリードミナントなんですね!
つまり、本来はAm7が入る箇所なのだが、Dm7をⅠと見てⅤ7にあたるA7にしてあると言うことですな。
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おわりに
すいません、挫折しそうです。覚えられないよー!