今時のドラム音源には「ヒューマナイズ機能」が備わっています。便利ですね。BFD3では「Loud」という項目がそれにあたります。どんな挙動を示すのか検証してみましょう。
Loudo項目の場所
赤枠で囲んだ場所「DashBoard」をクリックすると現れます。
すると赤枠内に「Loud」項目が現れます。
次に、各パーツ毎に「Loud」を適用するかどうか決めていきます。
各パーツの「Loud」のオン/オフ
例えばスネアの場合
- スネアを選択する
- 右側は「Tech」欄にする
- 中ほどにある「Loudness」スイッチをオンにする
これでスネアにLoudが適用されます。
次は、スネアの8分打ちに強弱を適当につけたもので、実際の変化を見ていきます。
Loudnessオフの場合
この状態での波形を見てみましょう。
まぁ、打ち込んだとおりの波形ですね。アンチマシンガンモードである「AMG」が働いていますので、同じベロシティにしても同じ波形が並ぶことはありません。
次からはLoudnessをオンにして、調整できる数値による変化を見ていきます。
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Loud 100%の場合
かなり差がでましたね。オフの場合と並べてみましょう。
弱がより「弱」になっています。強の部分はあまり変化がありませんね。聞いた感じは、いかにも打ち込み感から、リズムに気持ち込めて叩いてます!って感じに変わりました。
これは確かにラウドネス度を調整してますね。すごい。
Loud 25%の場合
BFDはダブルクリックすると、各パラメーターがデフォルトに戻ります。そのデフォルト値が「25%」です。波形を見てみましょう。
100%のときと比べると弱の弱め方が優しくなっています。3つならべてみましょう。
微妙な違いですね。聞いた感じも結構微妙な変化です。100%と比べると、「このドラムの人、いつもよりちょっとやる気ないのかな?」って感じです。
Loud 0%の場合
驚きましたね。「Loud 0%」と「Loudness Off」はイコールではないのですね。しっかりラウドになっています。全部並べてみましょう。
オンとオフははっきりわかりますが、数値の差はかなり微妙です。ただ、ノリの印象としては確実に変わりますのでぐりぐりいじくってみると楽しいですよ。僕は100が好きです。
Loudをいじってもタイミングはズレない
ごらんの通りの波形でした。強弱は変わりますが、発音タイミングはMIDIで指定したタイミングどおりです。BFDのヒューマナイズは「Loud」ですよ、とインターネッツで見たので、少し以外でした。
どのように使うか
個人的な意見になりますが、オフの状態で打ち込んで、完成したときにいじるといいかもしれません。リアルタイム入力している人にはそもそも邪魔でしょう。
ハイハットやライドの刻みにはかなり重宝しそうですね。
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おわりに
他のドラム音源のヒューマナイズだと、かなり大げさに効くものもありますし、それと比べるとちょっと大人びた挙動です。マックスにしてもゴチャゴチャしないように作ってあるんですね。
他にも調整できる箇所があったのですが、ここまででそれなりの文字数を確保して、ブログとしての体は示せたので、検証はやめとこうと思います。
ちなみに、ドラムの書き出しは何回もやるのは結構手間です。今回は、以前ブログで紹介した機能をフルに使用したのではかどりましたよ。オススメです。