ミキサー画面で左右にドラッグすれば、位置変更できそうなものですが、なぜか出来ません。うちが「Cubase7」だからでしょうか?「Audioトラック」だけならいいのですが、インストトラックの並び替えとなると強烈に面倒です。ロジカルエディタを使ったら少しラクになったので紹介します。
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普通の方法と、そのめんどくささ
※ミックスダウン用にMIDIトラックをミキサー上から隠している前提で話を進めます。
ミキサーの並び順はこの画面のならびに応じます。この画面で上にある順に、ミキサーでは左から並びます。
しかし、例えばこのように変更してもミキサ上では「PAD」が一番左に来ることはありません。
なぜか?移動したのが「MIDIトラック」だからです。ミキサー上にあるトラックは、「VSTインストゥルメント」の「オートメーショントラック」なので、それを移動する必要があります。
「VSTインストゥルメントフォルダ」-「Massiveフォルダ」の中のコイツが、ミキサーに表示されている「オートメーショントラック」です。
例えばこのように、オートメーショントラックの「PAD」を一番下に持っていくと、
ここまでがミキサーの並び順の変更手順です。めんどくさいでしょ?
そんなに面倒か?
ブログ用に作ったプロジェクトだからシンプルだけど、実際の楽曲になったらインストトラックもっと多いもんねー。いちいちフォルダあけて移動って結構手間よ。ドラム音源のパラアウトなんてしたら、もうえらいことよ。
ってことで少し考えてみました。
「Audioトラック」と「オートメーショントラック」を一発でフォルダに放り込めれば、少しは編集がラクになるのでは?
どうですかね?
ロジカルエディタで出来るのでやってみましょう。
ロジカルエディタの設定
一応こんな感じね。
フィルター対象 | 名前 | パラメーター1 | パラメーター2 | 小節範囲/タイムベース | ) | プール |
---|---|---|---|---|---|---|
メディアの種類 | 等しい | オートメーション | or | |||
メディアの種類 | 等しい | Audio |
上段だけでいいです。
内容を説明しますと、「オートメーショントラックとAudioトラックを選択する」ってことです。
作ったら保存しておきましょう。僕は「Select_Audio&Inst」って名前にしました。
トラックを選択する
どう?すごくね?
重大な注意点です。「VSTインストゥルメントフォルダ」を展開した状態でロジカルエディタを実行してください。フォルダの中までは対象外みたいなので、展開していない状態だと下の画像のように、Audioトラックだけ選択されます。
開くとフォルダ内は選択されていないことが分かる。
さ、フォルダに入れて整理しましょう。
「新規フォルダーに移動」する
Audioトラックの上あたりで「右クリック」したら「選択したトラックを新規フォルダーに移動」を実行します。
なぜか「Trilian」の下にフォルダが作られますが、全部フォルダ内に入ってます。
あとは都合の良い場所にフォルダを移して並び順の編集に入ります。
実際に並び替える
実はミキサーの並びに関係ないトラックまで付いてきてます。下の画像赤枠内のVSTインスト名の付いたトラックたちです。
こいつらも一応は「オートメーショントラック」なので、選択され、付いて来てしまいます。ミキサーの並びには一切関係ないので、端に追いやりましょう。
なぜ並びにこだわるか?
トラック数が多くなると、目当てのトラックを探すのが大変になります。基本的にミックスダウンという作業は、曲の数だけ必要なので、ある程度「お約束」的に並べた方が扱いがラクなのです。
また、ミックスダウンは各トラック書き出して、別プロジェクトでやるわよって人でも、書き出し前にミキサーでキレイに並べておくと良いことがあります。
「マルチチャンネルの書き出し」時に、ミキサーナンバーを追加する事が出来ますので、書き出した後の並びがわかりやすくていいです。
ちなみに、ミックスを外注するときにファイルの並びがグチャグチャなのはエンジニアさんが可哀想なのでやめましょう。
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おわりに
言葉にして書くと結構な量で、全然簡単に思えませんね。ミキサー上でドラッグして入れ替えられないCubaseが悪くない?さすがにそれは不便っしょ。
じゃ。