OhmStudioには、他の無料DAWと違って「同時録音数制限」がありません。
つまり、オーディオインターフェイスに入力できる数だけ録音できるので、ドラムの録音ができちゃいます。
しかしながら、書き出しはoggファイルでしか書き出せない結構辛い制限もあるのですが、
ちょっとした応用で、他のDAWにWAVファイルを渡せます。
やってみましょう。
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オーディオ入出力の設定
まず初めに、オーディオインターフェイスの入出力の設定をします。
- 「Edit」内の「Preferences」を開きます。

- 「Audio」タブ内の「AudioInputs」の横にある「+」ボタンを必要な数だけ押します。

- ch1は1、ch2は2と、それぞれに入力チャンネルを割り振ります。

- ステレオ入力を作る場合は赤枠内の上矢印をクリックして、2チャンネル分割り当てます。


- 出来たら「Apply」をクリックして終了しましょう。

これで、入出力の設定は完了です。
トラックを追加してインプットを割り振る
これで各トラックに、入力チャンネルを割り当てられました。
最後に「Shift」を押しながら録音ボタンをクリックして、録音したいトラックをRec待機モードにしましょう。
録音する
ご覧の通り、4トラック同時に録れました。
次は、他のDAWにデータを渡す手順を説明します。
WAVファイルの場所を確認する
OhmStudioの無料版は「ogg形式」でしか書き出せません。
なので、WAVファイルで個別に書き出して、他のDAWでミックスダウンするといったことが
通常は出来ません。
しかし、録音自体はWAVでしっかり録れていますので、それを探してみましょう。
早速その場所を見てみましょう。
録音ファイルを探す
ご覧の用に「blobs」「main」「peaks」という3つのフォルダが存在します。
その中の「main」フォルダを開くと、その中にデータが格納されています。
ファイル名が英数字の羅列ですね。どれがどのデータか分からなくて困るのですが、
「作成日時」を見てください。
作成日時が「2017/02/01 11:20」のファイルが4つあります。
コレが先ほど4トラック同時に録音したデータです。
同時に録音したデータは、当然ながら作成日時が同じです。
これならば、WAV形式なのでoggでしか書き出せない制限はクリアできます。
他のDAWで開いてみましょう。
Cubaseにインポートする
当たり前ですけど、普通に出来ます。
あとは1トラックずつ、耳で聞いて確認しながら「OH」とかリネームすればいいと思います。
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おわりに
OhmStudio自体は、32bitしかないし、開発が止まっているようなので、
メインDAWとしてはあまりオススメできませんね。
しかし、無料版DAWとしては脅威の多重録音ができるDAWなので、
持ち歩き用のDAWにはぴったりではないでしょうか?
使い方も簡単なので、StudioOneの制限に苦しんでいる方は是非試してみてください。









