音響において位相はとても重要です。
たとえば、ベースのD.Iの音とアンプの音を混ぜるとき
バスドラムをレイヤーするとき、マイク数本で収録するとき、
その他様々な状況で位相のズレが問題になります。
説明すると長いので、他のブログやyoutubeで勉強してください。
how toがたくさんあります。簡単に、どれぐらい違うかをざっくり検証していきたいと思います。
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ベースの場合
レコーディングの際に、D.I直で収録した音と、アンプの前にマイクを立てて収録した音を
混ぜることがよくあります。
当然ですが、マイクで収録した音はD.Iの音より少しだけ遅れ、位相のズレが生じます。
ズレてますね。よくわからなくていいです。
合わせてみましょう。
なんとなく合いましたね。
実際にどれ位違うのか、音を聞いてみてください。
実際に聞いてみよう
それなりの再生環境じゃないとわからないかもしれません。
埋め込みのmp3プレイヤーが表示されてなかったらゴメンね
位相を合わせる前のもの
位相を合わせたもの
違いが聞き取れましたか?聞き取れない環境の場合は読んでも仕方ないのでこの記事は無視してください。
画像で見て比べてみよう
ぱっと見て、位相を合わせた方が大きな音になっているのがわかると思います。サスティン部が顕著ですね。
画像を重ねるとさらに顕著です。黄色が位相を合わせていない方の波形です。
少し波形を拡大しました。
アナライザーで見てみる
両方の画像を重ねてみましょう。
80hlzあたりの鳴りがぜんぜん違いますね。
逆に、高音部には目立った違いはありません。
BFD3も合わせてみた
BFDはたくさんのマイクで収録してありまして、マルチチャンネルのフォーマットになっています。
普通にDAW上に波形を読み込むと、下記のようになります。
こんな風にしてカブリの再現や、柔軟なセッティングに対応してるんですね。すごい。
画像で見比べよう
さすがBFDです。あれだけのマイクの本数ですが、デフォでかなりそろってました。
しかし、ちょっとズレてるので合わせてみます。
音を張ると再配布になってしまうので、画像だけで。
分かりにくいので波形を重ねてみます。
黄色のほうが位相を合わせていないほうです。
こちらもサスティン部分が顕著です。ぜんぜん違いますね。
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おわりに
一部波形を拡大して違いを大きさを大げさにしています。
正直、クリエイターが頑張るべき部門ではないような気がします。
クオリティは確実にアップしますが、エンジニアに丸投げの方が結果がいいと思われますので
これぐらい違うんだ、ということだけでも覚えておくと吉です。
ただ、ベースぐらいは合わせておくといいと思うな。
じゃ