こんにちわ。
ここ何年かは映像の音響のお仕事が多いです。
今回は「MA」についてです。
長尺ものの修正を出来るだけ早く終わらせる方法を紹介します。 もしかしたら、音響の人はみんなやってるかも?
このブログにたどり着く人は音楽系の方々が多いのですが もしかしたら何かの役に立つかもしれません。
しかし、下の画像の矢印の箇所だけを直す必要があった場合
私は、修正が必要な箇所を直して、前後数秒だけ書き出します。
該当箇所を修正し、その前後だけを書き出しました。
あとは、修正して一部書き出した①と ラウドネス調整前の②を統合します。
波形を拡大してみても「クロスフェード」すらいらない事がわかります。
↑すいません番号間違えました。上が②(ver1)で下が①(修正後のトラック)です。
ためしに逆相で混ぜてみても、修正した箇所だけが残ります。 他の箇所は同一だという事です。
当然統合後のファイルは該当箇所は修正済みになり、
それ以外の部分は "ver1"のままです。
あとはラウドネスの微調整を必要ならして作業は終わりです。
例えば、尺が120分の音声なら、書き出しにどれくらいかかるでしょう? 物にもよりますが、私の環境ですと10分〜20分かかります。 そして、書き出したファイルを確認するのには 尺が120分なので120分かかります。
初稿の場合は絶対に必要な確認作業なのですが、修正のたびにこれを毎回やるとヤバイです。 まじでヤバイ。
しかし、この方法ならば確認が必要なのは 該当箇所の前後数十秒です。 当然書き出し自体も早いので、圧倒的に早く終わります。 どうでしょう?いいと思うけどな。これ。
シンプルなプロジェクトなら上手くいっても
処理が多かったり、ランダム要素を入れたりすると難しくなってきます。
なので、もしこの方法を取り入れる場合は 修正を見越して作業すると良いです。
ラウドネスの微調整を最後にする都合から、逆相をあてて確認も難しいです。
手順のどこかで工夫すれば、もっと確実性が増すんですけどね。 思いついたら書きます。
今回は「MA」についてです。
長尺ものの修正を出来るだけ早く終わらせる方法を紹介します。 もしかしたら、音響の人はみんなやってるかも?
このブログにたどり着く人は音楽系の方々が多いのですが もしかしたら何かの役に立つかもしれません。
修正点だけ書き出す
「は?」って思うかもしれませんが大丈夫です。ちゃんと仕事してます私。 たとえば、下記の画像のように6つのトラックをミックスしたのち ラウドネスの微調整をしてver1を提出したとします。
しかし、下の画像の矢印の箇所だけを直す必要があった場合

私は、修正が必要な箇所を直して、前後数秒だけ書き出します。

該当箇所を修正し、その前後だけを書き出しました。

ver1と直したものを統合する
あとは、修正して一部書き出した①と ラウドネス調整前の②を統合します。

波形を拡大してみても「クロスフェード」すらいらない事がわかります。

↑すいません番号間違えました。上が②(ver1)で下が①(修正後のトラック)です。
ためしに逆相で混ぜてみても、修正した箇所だけが残ります。 他の箇所は同一だという事です。

当然統合後のファイルは該当箇所は修正済みになり、
それ以外の部分は "ver1"のままです。

あとはラウドネスの微調整を必要ならして作業は終わりです。
利点
説明を読むと、ややこしく感じるかもしれませんが、中身は簡単で、 短縮できる時間は大きいです。例えば、尺が120分の音声なら、書き出しにどれくらいかかるでしょう? 物にもよりますが、私の環境ですと10分〜20分かかります。 そして、書き出したファイルを確認するのには 尺が120分なので120分かかります。
初稿の場合は絶対に必要な確認作業なのですが、修正のたびにこれを毎回やるとヤバイです。 まじでヤバイ。
しかし、この方法ならば確認が必要なのは 該当箇所の前後数十秒です。 当然書き出し自体も早いので、圧倒的に早く終わります。 どうでしょう?いいと思うけどな。これ。
DAW次第かも・・・
私はNuendo/Cubaseでこの方法を使っています。 他のDAWでも有効かはわかりません。シンプルなプロジェクトなら上手くいっても
処理が多かったり、ランダム要素を入れたりすると難しくなってきます。
なので、もしこの方法を取り入れる場合は 修正を見越して作業すると良いです。
実は・・・
この方法は何度も使っているんですが やっぱり怖くて最初から最後まで通して確認しています。ラウドネスの微調整を最後にする都合から、逆相をあてて確認も難しいです。
手順のどこかで工夫すれば、もっと確実性が増すんですけどね。 思いついたら書きます。