ギター入門セットにアンプが付いてきても邪魔な時代になりました。家にパソコンがあるなら、ギター本体とシールド、オーディオインターフェイスがあれば十分です。少し豪華すぎるぐらいです。
しかし、古今東西変わらずに、ギター練習といえば「耳コピ」です。なれないうちは非常に困難なうえ、上達には欠かせない行為です。ちょっとぐらい機械に助けてもらいましょう。
何か良い方法があれば、気付いたタイミングで追記していきます。
プロジェクトのテンポを曲に合わせる
まずは曲のヒットポイントを検出して、曲の一拍目をグリッドに合わせましょう。画像は曲の出だしですが、サビ頭などで合わせてもいいです。
- テンポ検出をしたいオーディオイベントを選択した状態で「Audio」-「ヒットポイント」-「ヒットポイント位置でオーディオイベントを分割」を実行
- このようにヒットポイントが検出された箇所でイベントが分割されます。
- 曲を再生して、拍の1拍目を探しクリックして選択します。
- それ以外の分割されたイベントは不要なので、「編集」-「選択」-「反転」を実行します。
- すると、先ほど選択したイベント以外、すべて選択された状態になりますのでデリートキーで削除します。
- イベントの開始場所がグリッドとずれているので、スナップをオンにして合わせます。
- イベントの後ろをドラッグして延ばします。
これで一拍目がグリッドに合いました。次はテンポを合わせていきましょう。
びったりあわせたつもりでも、少しのずれが終盤では大きなずれになります。必ず曲の後半も再生して確認しましょう。
テンポを遅くする
速いフレーズは耳コピ難しいです。テンポを落として聞きましょう。昔はテープの再生速度を変えたりしたもんです。
- トラックのモードを「ミュージカルモード」に変更します。
- イベント(波形)をダブルクリックして「サンプルエディター」を開きます。
- サンプルエディタ上部にもリニア/ミュージカル切り替えがあるので、こちらもミュージカルモードに変更します。
- この状態でBPMを変更すれば、オーディオもそれに従います。
ちなみにテンポをいじくってると、元のテンポを忘れてしまうので、曲名の横に記載しておくと安心です。
ステレオトラックを左右に分ける 簡単なやり方
左だけ聞きたいとき、ありますよね。
「曲の書き出し」を利用した方法で、かなり簡単です。
- ルーラーで曲全体を指定する
- 「ファイル」「書き出し」「オーディオミックスダウン」を実行します。
- 「マルチチャンネルの書き出し」「書き出したいトラック」「チャンネルを分割」「プール」「オーディオ」にチェックを入れて「書き出し」を実行。
- 出来ました。上から「ステレオ」「左」「右」と並んでいます。
3番の手順ですが、他にトラックがなければ「マルチチャンネルの書き出し」じゃなくてもいいです。意味がわからなかったらそのままやってください。
どうでしょ?すごく簡単ですね。
ステレオトラックを左右に分ける ややこしいやり方
読む必要ないかもしれません。
- 「ステレオ」「左チャンネルのみ」「右チャンネルのみ」の三つトラックを作りますので、「右クリック」をして「トラックを複製」を二回繰り返しましょう。
- 複製が出来たので、それぞれにわかりやすい名前をつけましょう。
- まず「左のみのチャンネル」を作るので、上から2番目のイベントを選択した状態で、「Audio」-「処理」-「左右チャンネル入れ替え」を実行します。
- プルダウンメニュー内から「左チャンネルのみ(モノミックス)」を選択して「処理を実行」をクリックします。
- 下記のような画面が出るので「新規バージョン」をクリックしてください。
- 同様に上から3番目のイベントを選択した状態で「左右チャンネル入れ替え」-「右チャンネルのみ(モノミックス)」を実行します。
- これで「ステレオ」「左チャンネルのみ」「右チャンネルのみ」の3トラックが作成できました。
あとは左だけ聞きたいときは左チャンネルのみのトラックを「ソロ」モードなどで再生するだけです。