ドラム音源のパラアウトは、トラック数が多いので面倒です。
BFD3には、ドラッグダウンでMIDIファイルを書き出す機能がついています。それを使ったら、少しは楽になるかな?と思い検証してみました。

ドラッグ&ドロップでパラアウト

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必要な手順

BFDがドラッグダウンで書き出せるのは、BFD内にMIDIファイルを読み込んだ場合のみです。
なので、DAWでドラムをMIDIファイルとして書き出す工程が、必要になります。
全工程をざっと書くと

  1. DAWソフトでドラムトラックのMIDIを書き出す。
  2. 書き出されたMIDIファイルをBFD3に読み込む
  3. DAW上にドラッグして書き出す

こんな感じになります。では、順を追ってやってみましょう。


ドラムのMIDIを書き出す

BfdにMIDIを読み込ませるためにMIDIを書き出します。

  1. ルーラー範囲をドラムトラックがすべて書き出せるように設定します。
  2. ドラムのMIDIトラックを「S(ソロ)」状態にします。
  3. 「ファイル」-「書き出し」-「MIDIファイル」を実行します。
    bfd_para_out1
  4. わかりやすい場所に、わかりやすい名前をつけて書き出します。
    今回はソングプロジェクトと同じ場所に「曲名Drum_MIDI」とつけました
    bfd_para_out2
  5. 「ロケーター範囲を書き出す」にチェックを入れて「OK」
    bfd_para_out3

これでドラムトラックのみのMIDIで書き出しが完了しました。
次は書き出したMIDIファイルをBfd3に読み込みましょう。

MIDIファイルをBfd3に読み込む

先ほど作成したMIDIファイルをBfd3のグルーヴのように扱うために、Bfd3にインポートします。

  1. 「File」メニューから「Load Groove(s) From File」を実行します。bfd_para_out4
  2. 先ほど作成したMIDIファイルを選択して読み込みましょう
    bfd_para_out5
  3. 下記のような画面が現れますので「Import」をクリックしてください。
    bfd_para_out6
  4. インポートが完了すると「Groove」の上部に、先ほどのファイルが読み込まれます。
    bfd_para_out7
  5. あとは「Drag Exports Auido Not MIDI」にチェックを入れて、DAW上にドラッグします。
    bfd_para_out8
  6. 書き出し画面が現れます。
    bfd_para_out9
  7. その後、ドラッグダウンするとマルチトラックが並びます。
    bfd_para_out10

ちなみに書き出すトラックの選択は「ドラッグ&ドロップでパラアウト」を参照してください。

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おわりに

思ったより楽ではありませんでした。
MIDIファイルを書き出して、読み込む工程が辛いですね・・・。
例えば、EDM的なジャンルの曲で、基本エレドラだけど、一部だけ生ドラムのフィルを入れたい!って時には重宝しそうです。
選択しとしては、覚えておいて損はないでしょうね。