4度進行によるシークエンスのカウンターラインは、7thが次のコードの3rdにはいり、それが残ってそのまま次のコードの7thになり・・・・・という連結になる。そうするとこのラインは二つ存在することになり、この二つがメロディーラインとカウンターラインとに分かれることが多い。
ちょっと何言ってるか分かりません。この本に書いてありました。
解説してみます。
例えば「Am7-D7 GM7-CM7 F#m7b5-B7 Em ~」のようなコードです。jazzによくありますね。このコードトーンの中にはラインが二つあります。と書いてました。
まずは「Am7」の7th「ソ」から始まるライン
コード | Am7 | D7 | GM7 | CM7 | F#m7b5 | B7 | Em |
---|---|---|---|---|---|---|---|
音名 | ソ | ファ# | ファ# | ミ | ミ | レ# | ミ |
音程 | 7th | 3rd | 7th | 3rd | 7th | 3rd | 7th |
一応画像版も↑
もうひとつは「Am7」の3rd「ド」から始まるラインです。
コード | Am7 | D7 | GM7 | CM7 | F#m7b5 | B7 | Em |
---|---|---|---|---|---|---|---|
音名 | ド | ド | シ | シ | ラ | ラ | ソ |
音程 | 3rd | 7th | 3rd | 7th | 3rd | 7th | 3rd |
見事に三度と七度、七度と三度が入れ替わっていますね。
一応楽譜も。青が3rd-7thの流れで、赤が7th-3rdになってます。最後だけ違うけどね。
例えば「フライミートゥーザムーン」
「フライ みー トゥー ザ ムーン」はメロディーがこの二つのラインを両方にまたがっており、カウンターラインがつくりにくい。
だそうです。
実際に見てみましょう。それっぽく両方をまたぐメロディーにしてみました。
緑色がメロディーラインです。どうですか?CMaj7の3rdである「ミ」から入って、最後は7thの「シ」です。次の小節も同様ですね。この手の「またぐ系」のメロディーは、僕も編曲した経験があります。苦労した覚えがあるなー。どうやってたかな、忘れちゃった!
「Fly me to the moon」は、沢山カバーされていますから参考になりますよ。
そもそもカウンターラインって何?
総じてカウンターラインとは、メロディーラインと美しい対象をなし、メロディーとコード進行をさらに浮き立たせるものである。
らしいです。「裏メロ」なんても呼ばれたりしますよね。「対象」ですからね、基本的にはカブるのはよくないですよ。あと、ベースラインとのかぶりも気をつけないと。大変ですね。
カウンターラインのためだけにこの本買ったけど
パラパラめくって、「カウンターラインをつくりにくいメロディー」に目が留まって衝動買いしました。
素っ気ない見た目なんですが、内容が超充実です。しかも千円。
他にも「経過和音」や「ずらし和音」「補助和音」など、曲作りやアレンジに生かせる知識がしっかり入ってます。
かなり御堅い雰囲気ですが、クラシックピアノ出身の人がポップスのコードを学ぶには非常に分かりやすいのではないでしょうか?薄いクセに課題もそれなりにあるのでオススメですよ。
ポップス出身の人は、よくわからない事が多いと思うのでやめたほうがいいかな。僕もよくわかりませんでした。
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おわりに
なんだか、尻すぼみな文章ですいません。エクセル表とか楽譜とか張ってたら疲れちゃった。ポップスの人向けっぽいコード解説本のアフィ貼って終わりにしますね。
じゃ