かなりマッチョな本を買ってしまった・・・。

jazzもピアノも僕はそんなに好きではないので、研究するには愛情不足でございます。そんなわけで書籍に頼ろうとしたのですが、ストイックすぎな内容に早くも挫折しています。
しかし、「1週間でマスター!jazzピアノ」みたいなふざけたタイトルの本と違って、確実にjazzの知識がつきます。本気で学びたい人にはかなりタメになる本なので紹介いたします。

すべてのキーで弾きましょう

とにかく、沢山のエクササイズが載っています。そして、それらのエクササイズのほとんどすべてに「すべてのキーで弾きましょう」と記載されています。

マッチョでしょう!

全部でチャプター8までありますが、まだチャプター2から進めません。

忍耐力が必要です。

1日でマスターできるものではないとハッキリ書かれています。瞬時に、無意識にできるようになるまでやれと。
まぁ僕はjazzピアノを弾きたいワケではなく、サウンドやヴォイシングを学びたかっただけなので、そこまでやらなくてもいいでしょ。

覚えやすいTips満載

考えて-声に出し-指を乗せて-弾いてみる

名言ですね。結局コレを何度繰り返したかになるんでしょうね。

他にも7thをメロディーとして覚えるとか、色々ありましたよ。そこまで進んでないけど。

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4度進行ですべてのコードを覚える

たびたび以下のようなエクササイズが出てきます。

C F Bb Eb Ab Db Gb B E A D G C


なんて事はない「4度進行」なんですが、これを分かりやすく並び替えてみます。

C Db D Eb E F Gb G Ab A Bb B C


どうですか?12個すべて並んでいるんですよ!しかも4度進行なので、非常に音楽的な進行です。これにマイナーであるとかMaj7やらなんやら足していくと、すべてのコードを押さえられる仕組みですね。

僕はいまこの進行で、左手で「1 7」を押さえる練習をしてます。

いやー、ギターばっかり弾いてるとなかなか気付かない知識ですね。

海外の教則本はハズレ少ない

そりゃそうだよね、すでに海外でスタンダードになっているものを日本に持ってきているんだから。出版されているATNさんに感謝ですね。

ヴォイシングだけじゃない

本の後半には、前半部で学んだ知識をつかった「リハーモナイゼーション」や、「リズムパターン」「アレンジの具体例」などが載っています。

とくに、リズムパターンはスタンダードなものが多く載っているのでネタの仕入れに最適です。

どんだけ濃いのよこの本。

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DTMerにおすすめしたい

譜例を打ち込むだけでも、サウンド&ヴォイシングを覚えるという点では、大変やくにたちますよ。この本の中にも、「jazzの特徴はヴォイシングとリズムだ」って書いてましたから。だってほら、jazzの譜面ってメロディーとコード記号表記のみの、リードシートが多いじゃない?勉強したくても耳コピするの大変だし。ジャズっぽいアレンジの知識ををつけたないならすごくいいよ、これ。

ってなわけで、練習にはげみますっ!